【最終更新日:2019年2月21日】
どーも、ばっちょ(男)です。
このブログでは重症化したニキビの瘢痕治療の経過・美容・スキンケアに関する記事を中心に書いていこうと思っています。
そのため、このブログは以下のような人たち向けの記事を投稿しています!
- ニキビ、集簇性座瘡で悩んでいる人
- 瘢痕治療、レーザー治療に興味がある人
- 具体的な治療経過、体験談を知りたい人
- その他美容・スキンケアに興味がある人
以下では、僕自身の肌の症状・状態などを紹介していきたいと思います。
ちなみに、瘢痕治療の経過及び結果、ビフォーアフター的な画像なども記事に載せています。
当サイト管理人ばっちょの肌の症状と現状
ぼくがどのような症状で苦しんできたのか、そして現在はどのような状態なのかについて書いていきます。
集簇性座瘡と闘った日々
僕は中学生頃から肌が荒れに荒れ始め、乾燥肌・ニキビにとても悩まされていました。それから、徐々に顔面の皮膚は悪化の道をたどり、高校を卒業する少し前に“集簇性座瘡(しゅうぞくせいざそう)”と診断されました。
”世間一般的にいわれるニキビ”とは全くの別物のような見た目で、その症状も非常に厄介です。炎症を起こした赤ニキビよりも更にたちが悪いです。
ちなみに白ニキビや黄ニキビのことは、“尋常性座瘡(じんじょうせいざそう)”といいます。尋常性、つまり普通のニキビってことですね。
ではわかりやすく(???)ドラゴンボールの悟空で例えてみましょうか。
皆さんがよく「うわ、ニキビできたー」と言うような、ぷつっと膨らんだ白ニキビ・黄ニキビが子供の悟空です。確かに子供にしては強いですが、やはりまだ子供、扱いやすいです。
では集簇性座瘡はというと、満月を見てゴリラ化した悟空です。集簇性座瘡=ゴリラ です。
もはや悟空の面影なんて全くない、手が付けられません。ゴリラだから。感情のおもむくままに周辺を破壊していくんです。ゴリラだから。
集簇性座瘡は本当に手が付けられないんです。飲み薬を毎日飲み続け、ひたすら“いつか”収まるのを待つ日々。先が全く見えませんでした。だからこそ、とても不安でした。
ばっちょの具体的な症状
集簇性座瘡は、人によっても少し違うようなので、僕の症状を簡単に紹介します。
まず皮膚の表面より少し奥の方で小さなシコリができます。最初は痛くもなんともないのですが、2.3日経つと徐々に大きく腫れ上がっていき、痛みが出てきます。さわった感じは硬いです。
そこからさらに5日ほど経つと、中に膿が溜まってきます。触った感じはプニプニしています。最後には、軽く圧迫するだけで膿が血と一緒に表皮を破ってドロっと出てきます。実は、それで済めばまだ良い方なんです。
このシコリが2か所、もしくは3か所と近い場所に出来てしまうと、もう最悪です。どうしてかというと、大きくなる過程で、それらの腫れている部分が内部で繋がってしまうことが多々あるからです。そうなると、腫れが全然治まりません。
そして僕の場合、この症状が顔全体を襲っていました。顔の輪郭なんて原型をとどめていませんでした。顔全体がボッコンボッコン腫れてました。
そう、まるで化け物。
通っていた病院の先生も、僕ほどひどい人は珍しいほうだと言っていました。
ぼくはもう一つ雑記ブログを運営しているのですが、そちらに集簇性座瘡で苦しんでいた当時の写真をアップしました。今自分で見ても鳥肌が立つくらいグロい画像なので、見る方は心して見てください。
サイト開設時の肌の状態
2016年6月現在(当サイト開設時)、集簇性座瘡は治まり“跡”がかなり残っている状態です。
お笑い芸人コンビのブラックマヨネーズの吉田さんいますよね。おそらく吉田さんよりボコボコです。吉田さんは、比較的小さめのクレーター(デコボコ)が顔全体に広がっている印象ですが、僕の場合は違います。
もっと凹凸が激しく、ボコンッボコンッと、高低差が激しい感じです。
しかも穴が空いてる部分もあります。皮膚の表面に橋が出来てる場所や、行き止まりのトンネルのような箇所。皮膚が飛び足している箇所。とりあえずひどいです。
▼【イメージ図】
瘢痕治療を継続中です
半年ほど前(2016年始)までは、まだ炎症を起こしたり膿んだりしている部分が有り、瘢痕治療は出来なかったのですが、やっと炎症や肌の赤みが治まり治療できる段階に入りました。
具体的には(2016年)6月13日に第一回目の手術があります。手術といっても、そこまで大げさなものではありません。上にあげたイメージ図にもあるように、皮膚が飛び出している部分が有るのですが、それを切除してもらいます。
それについても記事にする予定ですので、是非参考にしてください。画像も載せる予定です。
瘢痕治療、本当にやっとか、、、という気分です。
本当に、本当に長かったです。この段階にくるまで。
【追記】
既に、2016年6月13日、9月8日、12月14日、2017年5月11日の計4回手術を受けました。
➡︎『第1回目』 瘢痕治療・レーザー治療 体験記 at葛西形成外科
➡︎『第2回目』ニキビ跡・瘢痕治療 顔の皮膚バッサリ切ってきました
何度も何度も、数えきれないくらい、死ぬことを考えた時期もありました。
鏡で顔を見ていると勝手に涙が流れてくることもありました。
今ではかなり前向きに物事を考えられるようにもなり、ポジティブに生きています。
今苦しんでいるあなたへ
今もし、集簇性座瘡で苦しんでいる方がおられましたら、現実から目を背けないで下さい。時間はかかりますが、いつか必ず症状は治まります。
僕は症状が治まるまで2年間大学を休学していました。その間は、何のやる気も起こらず、ずっと家に引きこもっていました。
僕は現実から逃げてずっとゲームばっかりしていたんです。ゲームがダメだ、という訳ではありません。ゲームから学ぶことも確かに色々とありました。ですが、今その時の自分を振り返ると、もっと他に何かできる事があったんじゃないか、と後悔しています。
肌の調子が悪いと、とてもイライラして物事が手に着かないのは、本当によくわかります。僕の場合も、頭の中の考え事の9割5分が肌の事でした。今でもそうかもしれません。
ですが、逆に今しかできない事が必ず何かあるはずです。僕なんかは、もっと本を読んでおけばよかったと思っています。瘢痕治療のためにお金を貯めておけばよかった、とも思っています。
ですから、症状が治まった時の事を見据えて、今しかできない事を探して何かやってみるべきです。
“普通”って幸せじゃない?
僕の今の日常生活における一番の目標。
それは「外出する時にマスクをしない事」です。
なんじゃその目標は、と思われるかもしれませんが、いたって真面目に言っています。
僕は今の自分のボコボコで穴の開いた顔に、物凄くコンプレックスを持っています。
だから、外出する時はいつでもマスクを着けています。外出先でマスクを外すことはあまり無いので、家に居ない時は基本マスクマンです。
以下、愛用しているマスク、1枚50円ほどする少し良いやつです。笑
ずっとマスクしてるのってかなりしんどいです。試しに1日中マスク付けて活動してみて下さい。僕はだいぶ慣れましたが、慣れないとかなりキツいです。特に今の時期、春から夏にかけては、単純に暑いし、マスクの中がかなり蒸れてもきます。
で、周りの人達を見て思うんです。
自分もマスクなんて付けないで、誰の目も気にする事なく“普通に”生活したいなって。
「普通」って聞くと「平凡」だとか「ありきたり」って意味で捉えられガチですけど、「普通」でいられるってとても幸せなことだと思うんです。
“普通でない”顔を持ち、“普通でない”ライフスタイルの僕。
“普通でない”からこそ、僕は改めて“普通である”ことがどれだけ幸せか、ということを強く実感できたように思います。
僕たちは歩くことができます。
僕たちは手で、指で、物をつかむことができます。
僕たちは言葉でコミュニケーションを取ることができます。
僕たちには家族がいます。
僕たちには親しい友人がいます。
こうした日常生活の中に、幸せがたくさん散りばめられている事に気づくことが出来ました。この病気がそのことを教えてくれました。